寝ても取れない疲れの原因は?解決のヒントは脳疲労と瞑想

健康・予防医学
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脳疲労はバカにできない!

寝て休んだ気になっても何だか怠いその訳は?

寝たり横になったり休んだはずなのに、何故か疲れが取れない

常にダルくて・・・頭が重い感じ・・・

日々の生活や仕事をされいている中でしっかり寝たり休んだりはしているはずなのに、何故か体の疲れが取れなかったり頭がぼーっとしてしまってスッキリしない!なんていうことはありませんか?
 もしかしたら、その原因の1つに脳疲労が関係しているかもしれません。

脳は体の動きや行動の判断、例えばその日に何をするか何を食べるか?目の前の仕事をどのようにクリアしていこうか?など、ありとあらゆる機能を使って常に動かしている体の一部です。

「体と脳の関係は密接に繋がっている」ことは想像し難くないでしょう。

脳疲労を解決するには?

  では脳の疲れを取るにはどうすればいいのか?

 先に答えを言ってしまいます。 すごくシンプルで当たり前のことですが

脳を休ませてあげること!!

これに限ります。そりゃそうだ、何だか簡単すぎてすみません・・。

なんて当たり前みたいなことを言っているのですが、意外とこれを知らない人は多いですし、しかもやってみると難しい!!

だからもう一度言います。

Mika

フル稼動してる脳を休ませてあげて〜〜〜!!

( これぐらい言わないと、多分みんな聞いてくれないから・・・。)

実践してみるのが一番早い

この記事を読まれている方はスマホなのかPCから見ているのか、寝ながらなのか座りながらなのか分かりませんが・・・試しに一度立ってでも座ってでも寝てでも何でもいいので、目を瞑って30秒間何も考えないでみてください。












・・・いかがでしょうか?
何も考えられないでいられましたか?

 ・今日は夜ご飯なにを食べようかな~
・やり残した仕事のことを考えてしまったり
・家族や恋人、友達のことを思い出したり
・休みの日に遊ぶ予定のことを考えたり


頭に考え事や、何か言葉は浮かんできませんでしたか?
私はただ目を瞑っただけだと朝なら今日の予定を確認してしまったり、お腹が空いてたらご飯のことを考えたり、夜は今日1日で話した人の顔が浮かんだり、話した内容を思い出したりしてしまいます。

恐らく、多くの方がそうだと思いますしそのこと自体は全くおかしなことではありません。
人はそれだけ無意識に常に頭の中で考え事をしていて脳を使っているということも事実ですね。

脳の役割はパソコンの機能にも似ている

何かしている時、意識がある時の脳

これは目を瞑った時だけに限りません。

 ・人と話している時
・次やるタスクを考えながら、目の前の仕事もこなしている時
・スマホでSNSを閲覧している時
・ゲームをしている時
・悩みについて悶々と考えている時
・遊びの予定を考えている時

基本的に何かしら考えてますね。
体を動かすにも脳を使うし、仕事をするにも遊ぶにも脳は常に使っています。

脳は私たちの体の中では指令塔としての役割を大きく担っているとも言えます。

 脳の役割はパソコンのCPUと同じ

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一度でもPCなどパソコンを触ったり使ったことがある方は、恐らくイメージしやすいかと思いますが「人の体と脳」「パソコンでできること」は共通している部分があるのです。

・体はハードウェア(本体そのもの。ディスプレイとかマウスとか)
・脳はソフトウェア(コンピュータを働かせるためのプログラム、CPU)

の部分にあたります。
(※CPU=コンピュータの制御や演算や情報転送をつかさどる中枢部分。中央処理装置)

文だと分かりにくいので図解してみます 。赤がボディー(体)青が司令塔である脳とCPUです。とりあえず「脳とCPUから色んな指示が出てるんだね」ということが分かればOKです。
(それにしても絶望的な絵心の無さ・・・)

司令塔であるCPUと脳を駆使し続けるということは・・

ここから大切な本題に入りますので、パソコン(iphoneとかスマホも一緒)と自分の体をイメージしながら読み進めてくださいね。

例えば、これからパソコンでアプリを使って作業をするとします。

マウスを使ってアプリをクリックすると、CPUにその信号が送られてアプリが開きます。作業をしてファイルを保存すると、パソコンの中に記録されて残ります。

 目の前にご飯があります。それを食べるために脳が指令をだし、手や口を動かしてご飯を食べます。ご飯の味や食べた経験は記憶として蓄積されます。

目的や動作に多少の違いはあっても、パソコンも脳も基本はその繰り返しです。 
パソコンは使う時は電源をつけて、使わない時間はシャットダウンして電源を切りますね。

もしずーーーっと作業しっぱなし、電源付けっ放し、動かし続けてたらヒートアップしたりフリーズしたり、故障してしまうかもしれません。

 人間の脳も同じです。

休ませずにずーーーっと電源入れっぱなし、動かし続けていたら疲れてどんどん脳が本来果たすべき機能は低下していきます。

 現代のようにパソコンもネットもなく、昔のようなシンプルな生活だったらここまで脳を駆使することもなく、そこまで意識しなくても休ませていられていたと思います。

しかし現代は、生活が便利に文化的になる一方、日に日にハイテク化、複雑化しているのが現状です。

確かに人間が生み出した近代の技術は素晴らしく、私たちの生活をより豊かにしてくれる手段ともなります。ですがいくらテクノロジーが進化しても人間は動物であり、生き物です。太古の昔から人間の体の昨日や姿形、脳の構造もほとんど変わっていません。果たして機械のようにそこまで素早く対応できるのか?というとそれは疑問です。限界があるでしょう。

人間の脳を休ませるには何をすれば良い?

 寝れば意識はなくなるし、脳も休まる?

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 この答えはYESでもあり、NOとも言えます。確かに、睡眠によって脳の一部は休まりますし睡眠を取ることで脳の機能が大幅に回復するのは事実です。

ですが睡眠中、特にレム睡眠中、大脳皮質はむしろ覚醒時より活発に働いていると言われています。
(※レム睡眠→脳の眠りは浅い状態)
(※ノンレム睡眠→深い眠りに落ちていて、脳と体がリラックスし脳内のメンテナンスをしている状態)

大脳皮質とは?
大脳の表面に広がる、神経細胞灰白質の薄い層。その厚さは場所によって違うが、1.5~4.0mmほど。大脳基底核と呼ばれる灰白質の周りを覆っている。知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、の高次機能を司る。

https://www.weblio.jp/content/大脳皮質

脳の中でも人の思考や記憶といった機能を持つ場所は、睡眠中も活発に働いている時間もあるということです。これは少し意外ですよね。

確かに言われてみれば私たちは睡眠中に夢を見たりします。よく寝ている間に1日あった出来事を脳が整理しているとも言われていますね。

脳と睡眠に関してはまだまだ未解明な部分が多いので詳細は割愛しますが、とにかく寝てても脳はどこかしら動いているということが言えるわけです。

このことから、睡眠以外にも意識がある時に脳を休める時間を設けてあげる必要があると言えます。

では、起きている時間で脳を休めるにはどんなことをすれば良いのでしょうか?

 頭の隙間時間を作ることができるのが、瞑想

その答えのひとつに瞑想があります。
もちろん、ただ何もせずにぼーっとしたり自分が好きなことを思いっきり楽しむことも脳にとっては良い刺激となります。

その中でも瞑想を自らの意思で行うことは、脳の機能を劇的に回復させるという明確な化学的根拠があるのです。

ですが、これまでに瞑想をしたことや関わったことのない方が

「瞑想をしましょう」

とひと口に言われても「瞑想ってそもそも何なんだ?」と思いますよね。
 
瞑想の定義も広くたくさんあるのですが、基本的に共通して言われているのが

静かに座り目を閉じ、心(感情の動き)を止める、コントロールする、今の自分の状態を観察する、ただそこに存在することを感じること

自分をこのような状態にすることが瞑想と言えます。

科学者も興味津々な瞑想による脳の変化

瞑想と化学は一見全く異なるジャンルでつながりのないことのように思えますが、最近の科学者の間ではマインドフルネス瞑想で、科学的根拠を持って脳を変えることの研究が進められていたり、実際にビジネスの場面でも活用され始めてきています。

脳科学者が最新の脳の機能を測る機会を使って、禅僧が瞑想中の脳の中では「どんな変化が起こっているのか?」「脳のどの部分が活性化していたり回復しているのか?」実際に測定した結果をもとに考察をしたり、瞑想に関する論文も多数書かれています。

瞑想について色々調べていると、多くの情報や表現の仕方があるので混乱してしまう方も多いと思います。ですが多少表現や言い回しが異なっても、目指すゴールが共通していればどんな言葉でも表現の仕方でも良いのではないでしょうか。

実は瞑想の文化は例えば仏教の禅なども繋がっており、さかのぼると宗教的な要素も関連してくることから、おそらく現代のビジネスシーンでは「できるだけ万人の人がフラットに受け入れやすいよう、宗教色を出さないように取り入れてみよう」という試みにより、表現の仕方は多少アレンジされているのだろうと個人的には感じています。

知性的な仕事であればあるほど必要な瞑想

特に脳を駆使するIT系の仕事をされている人にとってこの脳疲労は顕著に現れるようで、例えばアメリカのgoogle社が会社でマインドフルネスを推奨しています。

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズも社内で座禅をしていた話は有名ですね。

 瞑想は一見、ただ座って目を閉じてるだけで 「何もしてない」「無駄な時間」 と思われる方もいるかもしれません。

ではなぜここまで瞑想に取り組む人が増えてきているのかというと、当たり前ですが何かしらのメリットがあるからです。
 例えば実感するのは

・気持ちが落ち着いてリラックスできる
・穏やかな気持ちになり、その後気分良く過ごせる
・頭の思考を止めてリセットすることで、頭がスッキリする
・瞑想中に浮かんだ雑念を確認することで、自分の状態を把握できる

結果的にその後の仕事や生活を快適に過ごすことができ「集中力も上がる」「同じ時間を使うにしてもパフォーマンスが格段に上がる」ということになります。

・なぜ瞑想するとこういった効果があるのか?
・瞑想のやり方や種類について

瞑想に関するさらに詳しい情報については、はまた別記事にてご紹介していきますので是非そちらをご覧ください。

 シンプルで簡単だからこそ見過ごしやすい脳の休息

まずは実践してみよう!

「何もしないでただそこに座って目を閉じる」

瞑想をすることが脳疲労を回復させるために効果的という事実は、非常にシンプルで簡単なことでもありますが、やってみると難しいと思われる方も多いです。
また、ある意味当たり前すぎて後回しにしてしまったり見過ごしやすいことでもあるでしょう。

また、その知識だけあっても実践してみないとその恩恵も受けられません。瞑想と脳の関係性についての本もたくさん出ているので、読めばその必要性や重要性、やり方も学ぶことはできるでしょう。

もし瞑想を自分でやってみてもうまくできないと思われる方や、きっかけが欲しいと思われる方は信頼できる先生やコーチ、インストラクターに誘導してもらうことをオススメいたします。
また、これらを習慣化することでさらにその効果を実感できるはずです。

この記事を読んだことで少しでも多くの方が興味を持ったり、選択の幅が増えたら嬉しく思います。

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